
サンフランシスコ発の名門レーベル〈Dirtybird〉が20周年を迎える今年、エムズ・ワージー、クレイトン・ウィリアム、そしてL.O.P. LIFE(Life On Planets)がタッグを組み、新曲「Smoke Show」を発表した。本作はDirtybirdが新たに始動したライティングキャンプ「Flight Week」から生まれた第2弾リリースとなる。
「Smoke Show」は、ギターリフの躍動感と遊び心あるボーカル・フックが絡み合うグルーヴィーなトラックである。エムズ・ワージーの大胆なリズム感覚、Clayton Williamの洗練されたプロダクション、そしてL.O.P. LIFEの個性あふれるヴォーカルが一体となり、Dirtybirdらしい自由な実験精神を体現している。

エムズ・ワージーは2007年の「Irst Te」で頭角を現して以来、〈Dirtybird〉初期からシーンを支えてきた存在であり、イーツ・エヴリシングとの「Tric Trac」や「Dip」など数々の代表曲を持つ。また2020年に自身のトランスジェンダーとしての経験を公表して以降、音楽を通じてポジティブなメッセージを発信し続けている。
クレイトン・ウィリアムはベイエリアを拠点に活動するプロデューサーであり、E-40、Too $hort、G-Eazy、Lil Jonらの制作にも携わり、アサケやウィズキッドの楽曲でグラミー賞ノミネート経験も持つ。ヒップホップからハウスまで横断する幅広いスキルを活かしつつ、〈South of Saturn〉や〈Night Bass〉といったレーベルからもリリースを重ねている。
一方、L.O.P. LIFEはボルチモア出身のヴォーカリスト/インストゥルメンタリストであり、R&Bやヒップホップ、ハウスを融合した独自のスタイルで注目を集めている。〈Dirtybird〉のイベントやフェスティバルにも常連として出演し、〈Defected〉や〈Solotoko〉といったレーベルからのリリースでも存在感を示してきた。
20年にわたりシーンを牽引してきた〈Dirtybird〉の周年イヤーを象徴する本作「Smoke Show」は、過去と未来をつなぐ祝祭的なコラボレーションである。

Buy / Stream ‘Smoke Show’
https://dirtybirdrecs.ffm.to/smokeshow