「リッケンバッカー大名鑑」完全限定生産で刊行決定──ノエル所蔵ギターや豪華アーティストの証言も収録

世界初の商業用エレクトリック・ギターを生み出し、ビートルズやザ・バーズ、ザ・フー、ポール・ウェラー、トム・ペティ、R.E.M.ら数多のロック・アイコンに愛用されてきた「リッケンバッカー」。その決定的ヒストリーを網羅したビジュアル・ブック『リッケンバッカー大名鑑 写真でたどるヴィンテージ・ギターとアートワーク』が、DU BOOKSより2025年11月4日に完全限定生産で発売される。

本書は、リッケンバッカー社が管理する膨大なアーカイヴへの前例のないアクセスに基づき、ブランドの歩みを包括的にまとめた一冊である。美麗な写真と詳細な解説で350台ものオリジナル楽器を紹介するほか、ビートルズ所有の現存する7台をはじめ、レアモデルも多数掲載されている。

さらに、ジョニー・マー(ザ・スミス)の愛器や、ポール・ウェラーの330──ノエル・ギャラガー30歳の誕生日に贈られ、現在は彼の所蔵品となっている一本──といった伝説的ギターも収録。ノエル本人の資料提供により、ファン垂涎のディテールが明らかにされている。

加えて、ロジャー・マッギン(ザ・バーズ)、ピーター・バック(R.E.M.)、スザンナ・ホフス(バングルス)、ジョニー・マー、マイク・キャンベル(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)、ゲディー・リー(ラッシュ)、そしてポール・ウェラーといった豪華アーティストのインタビューも収録。リッケンバッカーがロック史において果たした役割が、第一人者たちの証言を通じて浮かび上がる内容となっている。

著者は『フェンダー大名鑑 1946~1970』を手がけ、世界的に評価を受けたマーティン・ケリーとポール・ケリー。翻訳は『クイーン 華麗なる世界』や『ジミ・ヘンドリックス機材名鑑』などを手がけてきた川村まゆみが担当している。

ギターファンはもちろん、ロック文化の象徴をヴィジュアルと証言で味わいたい読者にとって必携の一冊である。

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